足あと

「ある夜 わたしは 夢を見た
 神さまと 二人並んで わたしは 砂浜を歩いていた……

 砂の上に 二組の足あとが 見えていた
 一つは 神さまの もう一つは わたしのだった……

 しかし最後に わたしが振り返って見たとき
 ところどころで 足あとが 一組だけしか 見えなかった……

『わたしの愛する子どもよ
 わたしは けっして お前のそばを 離れたことはない
 お前が もっとも 苦しんでいたとき
 砂の上に 一組の足あとしかなかったのは
 わたしが お前を抱いていたからなんだよ』  」

         by マーガレット・パワーズ(詩人)『足あと』

おぎーの ちょいハピ♪生活レシピより。