規律

規律というのは、なにか。
僕は、規律というのは、法によるアプローチのことだと思う。
たとえば、塩野さんの「ローマ人の物語」で語られているような
である。

法によるアプローチというのは、時速60キロという規則を
考えればわかるように、状況、状況に最適なものとはいえない。

メンバ内の文化が同じならば、「ローマ人の物語」のメタファを使えば
法よりも、宗教のような価値観/精神性を主体にして、運用する
アプローチも取れる。
しかし、メンバ内の文化があまりに違うのであれば、
共通の認識を確認するもっとも摩擦の少ない方法は法による
アプローチである。
(そしてもうひとつは地方自治

アジャイルは開発者の視点であり、規律型は、管理者の視点といわれる。
しかし、実際には、開発者もまた、規律を求めている。

時には自己組織化、時には規律を使い分けないといけない。
組織内では、対立は避けなければならない。少なくとも、
私にとって大事にみえるのは、規律か、自己組織化かではなく、
反復型のアプローチを取ることのように思える。
規律×ウォータフォール型を理念とし、これができなくて
ごまかして結局フェーズも規律も自己組織化もされずに
無意味な官僚活動だけ時間の許す範囲でやっているケースが
多いのではないか